2005年春から埼玉大学大学院の文化科学研究科の「文化デザインワークショップ」という演習科目のグループに参画し、ゼミ講義や合宿などにも参加している。
2月16日から2泊3日で、奥秩父の山村にある石間(いさま)5集落(地元では「耕地」と呼ぶ」のうち、半納と沢戸の現地調査に立会い、院生たちのヒアリング模様を密着取材した。
半納では24軒のうち、7件は既に空き家か廃屋になっている。残る17軒でも高齢者たちが殆どであり、小学生3人と中学生1人という典型的な過疎の村と言える。
ただ、外部からは不便に思えるものの、小さい頃から住み慣れた
人たちにとっては、「冬は暖かく、夏は涼しい」し、すばらしい自然環境に恵まれた生活を楽しんでいるのが印象的であった。
この耕地には、昔から養蚕農家が殆どであったが、今は面影はない。家屋は2階建で「せがいづくり」という珍しい建築様式が残っていて、独特の軒の出っ張りが美しい街並みを形成している。
私は、この若い院生達と指導教官(4名の教授たち)の中に混じって久しぶりの学生生活を楽しんでいる。「まちづくりアドバイザー」として招待されており、かれらのアカデミックな調査・研究活動を支援している。
最近、テレビ局でも取り上げられ放映されたことは嬉しいできごとであった。
以上
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