私は、会社を辞めて自由人になったら趣味として陶芸をやりたいとかねてから考えており、適当な教室を探しておりました。
そんな折、市の広報を見ていたら60歳以上で初心者を対象にした教室があるのを見つけ早速応募し、それから念願かなって陶芸を始める事になりました。
さて、なにしろ土いじりは子供のころの泥んこ遊び以外経験の無い私、ここからが悪戦苦闘のはじまり、湯呑み茶碗を作れば形はいびつ、おまけに厚さは不均一で重い、とても自作とはいえ自分でも使用するには勇気が必要。
でも、粘土と苦闘しているうちに段々要領を覚え、半年後くらいからは人様には見せられないが、我家の台所の食器棚に密かにこっそりと収まるまでになって来た。
ここまでくるとシメタもの、一緒に楽しんでいるおじいさん、おばあさん達と冗談を言いながら作品の批評や、技法の伝授で大分上達する事が出来てきました。
今は月三回の教室ですが、作品も増えて我家で使用する食器の約半分は、私の作品。そうそう、徳利とオチョコも私の作品だ。
私は、陶芸以外にも家庭菜園をやっていますので、そこで収穫した野菜を自作の食器に盛り付け自作の徳利で一杯飲む、まるで魯山人みたいだと勝手に思っている今日この頃です。
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