ロンドンで早速ロードマップを購入。毎晩、翌日のドライブ予定ルートを確認し、ノートにロード番号、ジャンクション番号などを書き出し、ナビの指針とする。
イギリスは日本と同じく右運転席、左側通行である。ただ、日本と違いウィンカーがハンドルの左側、ワイパーが右側にあるため、初めのうちは右折左折のたびに無意識のうちにワイパーを動かしたり、ウインド・ウォシャー液を飛ばしてしまうのには困った。(帰国後に又、日本国内で同じことをやっている。笑)
イギリスでは制限時速70マイルのモーターウエイ(M)と呼ばれる無料の高速道路と主要幹線道路(AおよびB)が整備され快適に走れるが、困ったのが日本にはないラウンドアバウト(ロータリー)と主要幹線道路でのスピードの速さである。
小生自身ラウンドアバウトはオーストラリアで経験済みであったが、単純な4差路のラウンドアバウトばかりでなく、高速道路と立体交差になった楕円形の6差路、8差路などもあり、何番目の道路でロータリーから出るのか、事前の標識でしっかりつかんでおかないといけない。おまけに、ラウンドアバウトに進入するこちらの車線数が2ないし3車線の場合、右折やUターンの場合は右側車線を、直進の場合は中ないしは左側車線を、左折の場合は左側車線をあらかじめ選ぶ、また右折、左折の信号をどのタイミングで出すのか。など、複雑になってくる。ルールを乱したため、後ろからクラクションを鳴らされることもたびたびであった。
また、主要幹線道路での地元ドライバーのスピードには驚かされる。温厚な英国紳士もハンドルを握るとスピード狂に一転する。ローカルの道では左右を牧草地の石積みや生垣でふさがれ、見通しの利かない道路が多いのだが、片側1車線のそんな道路でも制限速度一杯の60マイル程度で飛ばすのだから、追い上げられるこちらはたまったものではない。定期的に駐車帯に避難し、お先に行ってもらうことにする。
イギリスのSSは「ペトロ・ステーション」と呼ばれ、コンビニを併設していることが多い。給油はセルフ方式で、支払いはコンビニのレジでポンプ番号を言って支払う。給油所の数は少なく、日本の2分の1から三分の1といったところか。BP,エッソ、TEXACO、シェル、独立系などがある。ガソリンの値段は1?あたり1ポンド弱、今のレートでは約240円にも達し、日本の2倍に近い。高速が無料な反面、ガソリンが非常に高い。 (続く)
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