今夏、2年ぶりの帰郷。目的は3つ、中学校の同窓会、高校仲間との再会、ブログ仲間との「大坂夏の陣・大オフ会」参加である。その前に、
有田市
糸我の得生寺に眠る先祖のお墓参りが第一義であるが。
3泊4日の旅は充実した素晴らしいものとなった。中でも今回は、念願の「司馬遼太郎記念館」を訪問する機会を組み込み、それが実現したことは、物書きの端くれとしては、最高の感動を得た。
館内に入る前に、小さな道を少し行くと司馬さんの書斎が復元されている。見るからに落ち着いた感じの部屋で、こういうところであの偉大な作品群が、どんどん生まれたかと思うと、感激の極みである。
有名建築家、安藤忠雄氏設計による館内には、何と司馬さんの蔵書4万点のうち2万点余りがきちんと整理されて、高さ11mの本棚に収納されている光景は圧巻そのものである。
また、直筆の原稿用紙には、色鉛筆で何回も推敲した痕が読み取れ、「文章は推敲すればするほど、質の良い作品になる」ということを目の当たりに見た。彼は、字も読み易く綺麗だが、絵も上手であることは知らなかった。
確か司馬さんは、執筆のテーマが決まると、神田の古本屋に出向き、関連する本を見立て、注文して、ごっそり買い占めた、というくらいであるから、図書館そのものである。
いずれにしても、その情報源や情報量は、半端でない上に、現地に出向いて肌で感じて筆を執るという姿勢は、なんとも凄い!
この旅の記録は、私の「黒めだかのブログ」をネット検索していただければ、掲載していますので、興味のある方はちょっと覗いて見て下さい。
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