氏 名
長谷川 明夫
 所 属
東燃関東地区OB会
 掲 載 日
平成19年12月15日
表 題

 バードウオッチングの楽しみ

本   文 


   バードウオッチングといっても、私の場合は、主として「野山の野鳥のさえずり」を楽しむことだった。渓谷で聴くオオルリや、森林や山でのキビタキ、ルリビタキ、コルリのさえずりは実に美しいし、早朝の高原で高らかに鳴くアカハラもさわやかだ。でもやはり一番好きなのはコマドリとクロツグミのさえずり。運が良ければ、クロツグミのさえずりは高尾山の5号路あたりでも聴けるが、コマドリは奥日光か尾瀬に行かないと難しい。GW明けの5月中旬から7月下旬にかけての2ヵ月半の間に2〜3回は、小さな歌い手たちのコーラスを聴くため奥日光まで車を走らせる。奥日光の湯ノ湖一周約1時間のウオーキングは彼らの最高のコーラスを楽しむことができる至福の時間となる。ただ、コマドリのさえずりを聴くにはさらに奥の切込・刈込湖ハイキングルートをコマドリ峠まで上がったほうが確実だ。

  2-3年前にプロの野鳥写真家のひとりに紹介され、付き合うようになってからは、さえずりを聴き録音するだけではなく、更に野鳥たちの写真を撮ることの楽しみも覚えた。撮影場所は、上述の奥日光に加え、奥多摩それに神代植物公園、小石川植物園、小石川後楽園、浜離宮、清澄庭園など。

  特に、我が家から歩いて15分足らずの清澄庭園にはほぼ毎週行く。ここは小さな庭園で、しかも面積の2/3以上は池が占めている。だから、カモやサギなど池を住処とする鳥たちは豊富だが、野山の小鳥たちは少ない。それでも、20種近くは観察できる。下に添付した写真は、今週の月曜日の朝、人が殆んどいない静かな清澄庭園で撮影したカワセミとアオサギだ。この日は、藪に潜むウグイスやジョウビタキも見ることができたし、ムクドリの大群が空を覆った。

  今朝、写真家の友人が「水元公園にキクイタダキやマヒワの群れが来ているよ」と連絡くれた。早速、愛用のニコンを持って行ってみることにしよう。                                               

                                              以上


カワセミ−1
カワセミ−2
カワセミ−3
アオサギー1
アオサギー2
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