11月下旬、手付かずの自然が残る亜熱帯の奄美大島・加計呂麻島を旅した。
A)奄美大島
1)大浜海浜公園・・・奄美市名瀬小宿にあるサンセットで有名なビーチ。
2)奄美パーク・・・奄美市笠利町節田に奄美諸島の歴史と文化を展示する「奄美の郷」と
奄美の自然を画いた画家「田中一村美術館」がある。
3)マングローブパーク・・・奄美市住用町にマングローブ館・マングローブ原生林がある。
住用川・役勝川の交わる所でカヌー体験が出来る。此処はオヒルギ・メヒルギの群生地
である。
B)加計呂麻島
1)安脚場戦跡公園・・・海抜百mの高台に旧海軍の監視所があった。しかし、此処の砲台
からは一発の砲弾も発せられることも無く終戦となる。
2)諸鈍のデイゴ並木・・・昔、琉球使節が来る時に入り江に入りやすくするための目印と
して植えられた。5〜6月に赤い花が咲く。男はつらいよのタイトル、第48作(最終作品)
「寅次郎紅の花」にも使用され、此処とスリ浜がロケ地となった。このロケは奄美に住む
寅さん熱狂ファンの誘致により実現したものである。
3)呑の浦・・・島尾敏雄文学碑がある。島尾は特攻隊、第18震洋隊指揮官として基地を
設営、出撃(死)を待った。この時の極限体験は「出発は遂に訪れず」の中に詳述されて
おり彼の作品の基盤ともなった。
C)その他・・・全島何処でも目にすることが出来る植物・花には次のものがある。
アダン(海岸の防風潮林として必ずある)、ヒカゲヘゴ、ガジュマル、デイゴ、トックリヤシ、
アレカヤシ、ビョウタコノキ、パパイア、タンカン、タチュラ、ハイビスカス、ブーゲンビリア、
ポインセチアなど。
以上
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