氏 名
加藤 浩二
 所 属
東燃関東地区OB会
 掲 載 日
平成20年1月08日
表 題
我が愛する三葉虫
本   文 


 高校生の頃から、約40年に亘って陸産貝類いわゆるカタツムリの殻を蒐集 していましたが、最近は三葉虫(Trilobite)の化石に嵌まっております。

 彼らは5億4千万年ほど前のカンブリア紀に現れ、3億年ほど繁栄してペルム紀に絶滅しました。現在は1万1千種ほど同定されており、新種も毎年見つかっています。殆どの種類は複眼でカルサイト(方解石)で出来ております。従って、我々のように加齢による蛋白質の劣化からの、白内障を患うことも無かったでしょう。

 家内と娘は、「コックローチの親分のようなものに惹かれる心理が理解出来ない」とか「キモイとか」と頗る評判が悪いのですが、所詮男のゆく道は何で女がしるものかと思います。手の平に乗せると、数億年の悠久の時の流れの重みを感じて不覚にも落涙しそうです。

 彼らがどんな味がしたのか分りませんが、写真の大王具足虫は深海に棲息している三葉虫の遠い親戚筋の節足類です。多分、海老の様に白ワインかロゼと食したら旨いと思います。三葉虫も同じ様な食感と想像します。アメリカには三葉虫マニアのクラブがあって、写真のような格好をして悦に入っている馬鹿もいます。尚、私の膝の上にいるのは三葉虫にあらずして複眼の猫です。

三葉虫の複眼

コレクション1

コレクション2

大王具足虫

マニアの三葉虫のコスプレ姿

コレクションの一部と複眼の猫

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