2008年8月8日午前8時8分に開会が予定されている北京オリンピックまで、あと5ヶ月あまり。日中間には、いろいろな問題や課題はあるが、スポーツの世界は別問題。この国際的なビッグイベントを上手く運営してもらいたいし、成功を期待している。
先日、「日本三大つるし飾りサミット」という雛人形にまつわる柳川、酒田、稲取の人たちが一堂に会して第1回のイベントが開催された伊豆稲取温泉を訪ねた。
2月24日には、中国現代書家の第一人者である李凌先生が来日され、このひな祭りサミットのために、お祝いの文字「雛」を大書してくれたのである。
昨秋、稲取温泉観光協会の渡邉法子事務局長(私たちのまちづくりNPOの仲間です)が訪中した時に、知人の紹介を受けて現地でお会いし、来日を快く引き受けて、約束を守っての来日ということである。
オリンピックに向けて厳格な体調管理中でありながら、稲取温泉の皆さんや日本の雛まつり愛好者のために、わざわざ調整をしてくれたらしい。
彼は、まだ51歳という若さであるが、7歳の頃から有名な書道家黄氏に師事し、その書体は躍動感にみなぎった新鮮な芸術と、中国では極めて高い評価をされている。
そして、北京オリンピックの開催に当たって、2008㎡の紙に巨大な筆で「龍」という字を書くことが予定されている。みなさん、このことを覚えておいて楽しんでください。
今回は、「吊るし雛まつり」の鑑賞と取材に出かけたのであるが、おもわぬ出来事に遭遇するという、嬉しいハプニングであった。「外に出れば、何か良いことがある」という証を再確認した旅でもある。
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