秋たけなわでキノコシーズン真っ盛りです。茸にとりつかれて13年ほどになります。
シーズンになると主に神奈川、山梨、長野地方の山々に入り込み、いろいろな茸を採取します。それだけでは飽き足らず近所の農家の耕地を借りて原木による茸作りに励んで5年になり、最近では10種類栽培しています。
茸は健康食品で若返りのエキスが含まれているらしいのでひたすら試食し、近頃少し効果がでている感じがしますが(?)。
山では毎年30種程採取しますが最近山梨地方に出掛け、その時の様子をカメラに収めた一部の茸を紹介します。
ムキタケ
ブナ林等のさまざまな広葉樹の湿り気のある枯れ木、切り株上に多数が重なりあって群生します。特徴として、写真のように傘は開いて形が腎臓型や半円形になる。
色は黄褐色のものが多いが、緑色や紫色を帯びることもあり、よく似た毒キノコに有名なツキヨタケあり注意が必要です。舌ざわりが良くすき焼きなどに抜群です。
コウタケ
尾根筋に近い水はけの良い斜面の広葉樹あるいは松混じりの林内に発生、落ち葉の色調と大変似ていて、見分けにくい茸なので、丹念に山の下側から上側を見ながら探していくことをおすすめします。
大形で傘は直径10~25cm、中央部が深くくぼみ、茶褐色で、角状のササクレに覆われ、裏面は針状で淡色です。 茸狩りの上位の獲物で特に乾燥させると香りを増し炊き込みご飯に向きます。
ヌメリスギタケ
広葉樹の倒木や枯れ幹に群生する。傘の表面にササクレとぬめりがあるのが特徴で、食べ方はナメコと同様です。
ウラベニホテイシメジ
似た仲間に有毒のイッポンシメジやクサウラベニタケの誤食が多いことや、東北地方や関東地方など本菌のことを「イッポンシメジ」と呼ぶ地方があることなどから、新聞などでも有毒と誤って掲載されたこともあるが、全くの食用菌です。
これらの毒茸との見分け方は写真のように銀白色の霜降模様があり爪で押したような斑紋がある。茎は白色で、太く、充実していることで特定できます。
以上
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