念願であった田舎暮らしを実現する為、今年6月、60数年住み続けた都下昭島市を離れ、大分県竹田市大字炭竈(すみかまど)という山里へ移住した。
戸数27戸、人口40名、後期高齢者率35%、町へのバスは隔日で一日2便、廃屋も目立つ典型的な限界集落である。それだけに自然は豊か、空気は澄み、野菜は新鮮無農薬、物価は安く、プラスの地方格差もある事に気がついた。おかげで3Kgも太ってしまった。庭の前に広がる棚田は、日一日黄金色が濃くなり、新米の時期来たればさらに太るのではと、ウォーキングの時間を増やそうと思っている。
当地のお年寄りは超元気、共同作業である道の草刈り、水源地の清掃、お祭りに運動会と、張り切って参加している。私も当然駆りだされ、その打ち上げ一杯会も含めワイワイ楽しく暮らしている。
時間があれば小屋にこもって陶芸(粘土細工に近い)を楽しんだり、その経験を活かして当地に昔あった田楽火鉢の復活にも協力している。これは町興しの一つだそうで、上手く行けば販路を広げて収益を上げたいとの計画だそうだ。これからは農作業にも少し力を入れたいと思っている。そんな事で田舎暮らしも結構忙しいもので、一日が過ぎるのもあっという間である。
当地はあと10年もすれば大部分が自然の中に埋もれて行くと思われるが、それまで近隣の人々と仲良く楽しく暮らして行こうと思っている。
以上
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