10月下旬、古代遺跡を巡りテキーラを飲みカリブの青い浜カンクンを歩きたくてメキシコに行ってきました。ここではメキシコの一部(古代遺跡と国立人類学博物館)を紹介します。
1)チチェン・イツァ遺跡
この遺跡はマヤ民族がユカタン半島に築いた都市国家の一つである。
1-1)エル・カスティージョ
このピラミッドの下にククルカン(石の蛇)の頭がある。春分の日と秋分の日の年二回、日没時、階段が蛇の胴体と化し下の頭と連動し波打つ羽毛を持ったククルカンが天から降りて来たように見える(ククルカンの降臨現象)。
四面にある階段は91段ずつありこの総数に頂上の屋根階を足すと365日となる。マヤ民族は天文学や数学に優れゼロの概念もあったらしい。尚、このピラミッドは新・世界七不思議に入っている。
1-2)戦士の神殿
上記のピラミッドの東側にあり、神殿の正面にチャック・モール像がある。このチャックのお腹には皿がある。この皿に生け贄のピクピクした心臓をのせ神に捧げた。
今は入場禁止となっているので実物は見れなかった。
2)ウシュマル遺跡
鬱蒼と茂る森の中に魔法使いのピラミッド、尼僧院、球戯場、総督の館、双頭のジャガー像、大ピラミッド等がある。ここの遺跡の特徴は建築物の壁一面に蛇柄・チャックの像その他モザイク模様等彫刻・装飾されている点である。
3)国立人類学博物館
世界有数の博物館である。一階には人類学入門室から先古典期、テオティワカン、トルテカ、アステカ、オアハカ、マヤ等の陳列物が文明毎に展示されている。
ホール中央にはメキシコ考古学上最も有名な「太陽の石」がある。これはアステカのカレンダーと呼ばれていて表面は図形化したアステカの暦となっている。
第十室にはマヤ、ここにチチェン・イツァのチャック・モール像がある。二階は先住民の現在の暮らしを部族単位で紹介した民族フロアである。
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