1)アンコール・トム
一辺3k方形の地を高い壁で囲んでいる。城門は五つ(北門・西門・南門・死者の門・勝利の門)あり、高さは8mで統一。更に、外堀が取り囲んでいる。
通常の観光コースは南門から入り中央にあるバイヨン廟とその北側の遺跡(ピメアナカス・王宮跡・王のテラス・象のテラス等)を廻る。
1)-1 バイヨン廟
回廊には、アンコールワットの浮き彫りにも匹敵する彫刻群がある。外側の回廊の壁には戦闘図、風景図等が。中央の祠堂の回廊には四面仏が目線で見れる。
慈悲が世界に届くようにと四面に彫られたクメールの微笑が素晴らしい。
1)-2 王のテラス・象のテラス
テラスの上には、閻魔大王の像(レプリカ)がある。王のテラスの基盤となる壁には神々や動物が浮き彫られている。 象の長い鼻のテラスも見逃せない。
2)タ・プロム
よう樹(スポアン)が、遺跡に絡みついた凄まじい姿を目の当たりに見ることが出来る。
発見当時のまま保存されている。
3)ネアック・ポアン
とぐろを巻く蛇の意。バライ(貯水池)の中にある中の島、この中央には祠堂がある。祠堂の内部には人面・馬・象・獅子の石彫りがあり夫々の口から水を噴出す構造になっている。
雨期になり池に水が満ちると二頭のナーガ(蛇神)が水中から頭を擡げたように見える。蛇は祠堂の守護神である。祠堂の東側には神馬ヴァラーハも。
4)バンテアイ・スレイ
紅色砂岩の彫刻が美しい。東洋の女神(デヴァター)も素晴らしいが門外から見るだけ。
守護神ナラシンハ(人の体に獅子の顔をしたヴィシヌの化神)が遺跡を守っている。
5)入門証の常時携帯
三日観光(40USドル)の写真入り入門許可証は、観光時いつも携帯(首に掛ける)の義務あり。観光地に近ずくと検査官(女性)がバスに乗り込んで来て携帯の有無を確認する。
以上
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