氏 名
水野 文雄
 所 属
和歌山OB会
 掲 載 日
平成21年4月21日
表 題

「黄緑」一色サクラ満開・・・『紀伊風土記の丘』

本   文 


  私のウオーキングコースの一つである『紀伊風土記の丘』を紹介します。 JR 和歌山駅 からタクシーで約10分の丘陵地にあり、国の特別史跡「岩橋千塚古墳群」の保全と公開を目的に昭和46年に開園の、全国一の大古墳群を中心とした史跡公園です。

 総面積6haの山地には、約430基余の古墳が点在し、復元された竪穴式住居(写真ー1)などが見学できます。 これらの古墳は紀ノ川平野に勢力を持っていた、豪族の紀氏との関わりが深いとされています。

   園内には一周約3kmの起伏に富んだ遊歩道(写真ー2)があり、日の出から日没まで夫婦や家族連れなど、ウオーキングの人が絶えません。なかでも大日山頂上の35号古墳からの眺めは素晴らしく、 和歌山市 街から淡路島まで一望できます。

 古墳からは、顔が表裏に有る「両面人物埴輪」、翼を広げた「飛ぶ鳥の埴輪」や矢を入れる道具を象った「胡籙形埴輪」等数々の日本初の発見があり、民俗資料館に展示されています。     その他古代の民家集落や、「万葉集」に詠まれている植物約70種を集めた万葉植物園等が有り、四季折々の花が楽しめます。 そのほか黄緑色の花ビラの桜『御衣香』(ギョイコウ)が資料館東側と、紀州藩徳川家付家老(田辺城主)であった安藤帯刀直次遺愛碑の北側に2本あり、ソメイヨシノより少し遅れて八重桜と競うように咲きます。(写真ー3) サトザクラの仲間で黄緑色の花ビラの中心に紅色の筋が現れる珍しい桜花です。(写真ー4&5)

 春にはタラの芽やわらび採り、夏には昆虫採集、秋には紅葉、山栗やドングリ拾いなどが楽しめます。 古代を学び自然に親しみ健康維持のため、紀伊風土記の丘へウオーキングに来ませんか。

 次はもう一つのウオーキングコース『和歌山城と公園』を紹介する予定です。

                                                 以上

     写真ー1      写真ー2
 写真ー3
 写真-4
  写真ー5

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