高台は沖縄本島の中心部より南の現在の
宜野湾市
に位置する。
太平洋戦争末期の沖縄戦において、嘉数高台をめぐって1945年4月8日から16日間、日米の攻防が続いた。「嘉数の戦い」である。兵力は日本軍約6万、アメリカ軍約18万である。
米兵に「死の罠」、「忌まわしい丘」と言わしめた沖縄戦屈指の激戦地である。多くの犠牲者を追悼するための「嘉数の塔」、「京都の塔」など慰霊の塔が建っている。
今では長い階段、桜並木のスロープを上がると世界平和の願いをこめた地球を象徴した展望台があり、普天間基地や天候のいい日には遠く残波岬、慶良間諸島を望むことができる。
この高台は沖縄の観光コースにはない。タクシーかレンターカーを利用するほうがよい。
以上
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