中山道を、平成19年3月から21年7月で、回数は33回(1-3日/回)延べ日数54日間をかけ、無事踏破しました。昨年秋、ホームペジでも一度紹介しました。その後も計画通り歩くことができ、この7月8日に、京都の三条大橋まで完歩出来ました。
中山道は、日本橋から上州路、信濃路、木曽路、美濃路、近江路をへて京都三条大橋に至る全長約534KM、69次(7都府県)の旅程です。
(写真-1地図参照)
以前の東海道では、約541KM、10回、延べ日数23日とかなり厳しいものでしたが、今回は、比較的に楽な旅程でした。中山道は、平坦で温暖な気候の地域を通過する東海道と比べ、険しい山間部が多くあります。碓氷峠、和田峠(標高1600M)、塩尻峠を経て、木曽路に入り、さらに鳥居峠を越え、中山道東西の中間点を、昨年の9/12に通過しました。後半は、紅葉の木曽路を妻籠、馬籠峠(801M)、馬籠上陣場(653M)を越えると明るく開けた美濃路に入り、琵琶峠、摺針峠等を過ぎ、琵琶湖を眺めながら桜の近江路を経て、草津から東海道となり、最後は2日間で、京都まで歩き切りました。
昔の東海道は、大きな河川や海路を越えなければならないため、スケジュールが立て易く、費用も安価な中山道が、参勤交代や幕臣・公家・商人・僧侶・女性などに利用されました。現在も中山道、特に木曽路は、自然の厳しさ等から開発が限られ、昔の面影を多く残す宿場や国宝級の神社や遺跡等が数多く残っています。また平安・鎌倉以前の古道「東山道」とも交わりが多く、歴史の深さを感ずる旅でした。70歳で無事完歩することが出来、健康であることの幸せを改めてかみ締めています。
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