氏 名
森  規
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
平成21年10月 8日
表 題

 貴志川線とたま駅長

本   文 


 1.和歌山電鉄貴志川線
 和歌山電鉄貴志川線は、和歌山市のJR和歌山駅(9番ホーム)を起点に紀の川市の貴志駅までを結ぶ路線距離14.3キロメートルのローカル鉄道である。駅数は起終点を含めて14駅である。同線は1914年、山東軽便鉄道創設以来、→和歌山鉄道(和鉄)→和歌山電気軌道→南海電鉄貴志川線→和歌山電鉄と経営者が変遷した。○終戦直後(和歌山鉄道時代)によく利用したが、当時の集電装置はパンタグラフではなくポール式であったため、ポイントを通過する際架線から外れるケースが多く、車掌が難儀しているのをよく見かけたものだ。南海電鉄が赤字路線の整理のため貴志川線の廃止を決定。和歌山市・貴志川町(現紀の川市)等の行政機関、通学に利用している高校生、地域の住民パワーの協力の結果、岡山両備グループの岡山電気軌道が経営を継承。

 2.スーパーたま駅長
 貴志川線貴志駅の売店の飼い猫、三毛猫「たま」が2007年1月に駅長に任命、その後、スーパー駅長に任命された。写真集などのたまグッズの売り上げ、乗客増による波及効果は関西大学のある教授の試算では昨年は約11億円とか。和歌山県では「たま駅長が和歌山の知名度を上げたこと」により昨年10月、「和歌山県勲功爵(ワカヤマ・デ・ナイト)」の称号を授与(動物では初めて)した。同電鉄では、ユニークな電車「いちご電車 いちごは貴志川町が特産」「おもちゃ電車」に引き続き今年3月には「たま電車」を走らせることにより、乗客数も増加。


                                    以上

たま電車
たま電車車内
睡眠中のたま駅長と助役

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