この7月からKSS-OBで詩吟暦の長い廣川さんより、余生の支えにもなるからと誘いを受け、横浜市瀬谷区の「瀬谷吟道会」に入りました。同会には同OBの渋谷さんもメンバーです。
練習は瀬谷区内のコミニィテーなどで 月、4回程度行っています。会員は50~90歳台と高年齢ですが、皆さん元気に吟をうなっています。
詩吟と言っても「鞭声粛々・・」川中島などの漢詩だけでなく、俳句、短歌、新体詩、民謡や歌謡曲入りの詩歌なども吟じます。吟じ方は、呼吸法、発声法、アクセントや抑揚と大変難しく苦闘しています。
さらに、詩文の心をよく読みとって、情景を思い浮かべながら吟ずるようにと指導を受けていますが、まだ声出しが精一杯でそんな余裕はありません。
詩吟らしきになった頃、昇段審査を受けるよう勧められ9月に挑戦しました。勇んで詠いだしたら、詠い出しを失敗してやり直す始末でした。
初心者のため審査を甘くしてくれたのか先日、社団法人の吟道本部より初段「龍吟」の名前を頂きました。
まだ、人前で詠える段階でないのですが10月は大和市、11月は横浜二俣川の舞台と恥かしくも発表会等に参加しました。
吟を始めてから未熟ながら、大声を出すことの爽快さと、仲間が出来たこと、そして練習の後の渇いたのどを潤す反省会が何よりの楽しみとなっています。
ここで詩吟の効用について述べてみます。
1.漢詩や俳句、短歌、新体詩など古今の名作を読み、情景を想像する等で脳を活性化し、ボケ防止にも役立つ。
2.腹式呼吸でヘソ下三寸(臍下丹田)に力を入れて腹から声を出すことにより、心肺機能が高められ健康維持に大変良い。
3.日常生活では大きな声を出す機会が少ない。腹に溜まった邪気などを大声で吐き出すことでストレス解消に役立つ、等々 いいこと尽めです。
これからも詩吟を続け、後期高齢者になっても「あのジイサンいい声出しているナア」と言われるよう精進したいと思っています。
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