KSS OB会役員と有志が、3月28日に満99歳の白寿を迎えられる植木友次郎さん(KSSの前身で昭和33年11月に創立した日網石油精製の初代総務部長)をお招きして、3月18日、ホテルモリノ新百合ヶ丘に於いて昼食会を催しました。
大先輩の植木さんは、聴力、視力、足腰等は少し衰えていらっしゃるものの、顔色、肌つやはすこぶるよく、とても99歳とは思えないお元気さでした。補聴器をお使いになっての会話でしたが、我々の話も十分理解されますし、何よりも記憶力の素晴らしさには驚かされました。創立当初の本社(東京・日本橋小舟町)時代のこと、川崎工場用地の件(東芝浜川崎工場用地と交換して現在の100号地に工場を立地)等々、とにかくよく覚えていらっしゃいました。特に、多数の人の名前を正確に覚えていらっしゃるのには驚きでした。
植木さんは、以前、趣味として「和歌」を詠まれていたそうですが、80歳になられた時から「俳句」を詠まれているとのお話をお聞きしました。私のような凡人にはできないことですが、俳句を詠むには頭も使いますが、何よりも心を穏やかにするものだと思います。これも長寿の秘訣なのでしょうか。
散会後、電話でお聞きしたことですが、俳人石川桂郎氏を師系とする「さざなみ」に所属し、傍らNHKの通信教育も受けられているそうです。そして、NHK全国俳句大会に応募され、今までに6回も入選されたそうです。
そこで、最新の入選作(平成20年度NHK全国俳句大会)を頂戴しましたのでご紹介いたします。
まこも おう
鬼怒川の船着き場跡真菰生ふ 植木友次郎
植木さんには、ご趣味の俳句と共に、ますますのご長寿をご祈念申し上げます。
以上
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