請須知3条件 為楽中国的個人旅行
(1)同伴 好酒的友人
(2)強持 好奇心、不惧失敗
(3)多少的言語能力、中国的筆談 和 英会話
昨年のシルクロードの旅に続き、今年も中国にある3箇所の世界遺産、安徽省黄山、屯渓
周辺の古民居村落、江蘇省蘇州市の古典的庭園群を訪ねてきました。黄山は上海から南
西へ丁度400km、一番近い海岸線からも400km離れた、やや内陸にある1900mほどの
高さの山です。中国に数ある山の中で最も美しい山、奇峰怪石、雲海水霧、曲松紅花で有
名、典型的な山水画的風景として中国人の間では南方にある桂林以上に知られています。
伝説上の初代中国の王、黄帝の象徴でもある黄龍に因んで黄山と名付けられました。龍に
水は付き物で付近では「心掛けの良い人が山に登ると竜が喜んで雨を降らせる」と言われてい
ます。私も総研OB会の榊原さんも日ごろの心掛けが良すぎたせいか、相当な雨に見舞われま
した。幾らかアルコール分を含んだ雨ではありましたが・・・。
食事、観光、移動など外国で過ごすときはいろいろと緊張します。近年になって開放が進んだ
中国で個人旅行するときは特に注意が必要な場合が他の国より多いと思います。しかし、大き
な間違いさえなければ大事故にはなりません。好奇心を忘れない、失敗してもネガティブになら
ない、これが旅を楽しくする上での最大要素ですね。
中国本土では日本語はまず通じません。何かのときに役に立つのが筆談。中国語会話集な
どで最低必要と思われる文章を覚えておけばどこでも適当にアレンジして使えます。それとやはり
多少の英会話、今ではとてもそんな力はありませんが「英検2級持ってるぞ」と言う自信だけでレ
ストランなど強引に通ってきました。これでは能力ではなく度胸でしょうか?
中国の経済的発展は凄い。高層ビル、高速道路、新幹線、リニア線、地下鉄などが往時の
日本の何十倍もの勢いで作られています。反面、中国人は肉体労働や力を出すことを嫌うよう
になって来ました。有名な自転車の群は無く、老いも若きも電動自転車です。「親切にしてくれ
た」と感謝していたら金を要求されたなどと言うこともありました。決して望むことではありませんが
「中国の日暮れ」は意外に早く来るかもしれません。
写真1 黄山 - 今日も霧が深い。
写真2 安徽古民居村(宏村) - 明代にタイムトリップ
写真3 蘇州 - 滄浪亭脇のクリーク
写真4 上海 - リニア線(最高速度430kmで空港
以上
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