氏 名
小林 則雄
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
平成22年 5月1日
表 題

私の大事な宝物

本   文 


  三月末で、教師を退職しました。『のりちゃんの夢航海』と称して早期退職、信大教育学部進学それから6年生の担任をスタートに七年間学級担任を経験しました。とっても可愛い一年生から6年生まで、だけど残念ながら二年生だけは担任の経験がありません。本当に夢のような7年間でした。

 三月末に最後の担任だった四年生が送別会を開いてくれました。このクラスは、初めて3年、4年と持ち上がりをしたクラスでした。36名という現在では、どちらかといえば大人数のクラスでした。

 担任になった時、大変な学年だといわれ、どんな学級かと思いながら教室にいった記憶があります。でも学級は違っていました。実に元気で愉快な子供達ばかりでした。話に聞いた「机のまわりにものが散乱して、授業中に出歩く子供がいるとか・・・」まったくなし。毎朝、教室にいくと「先生、あのね・・・」の連続で、「うんうん、そうかそうか・・・」と楽しい話を一杯聞かされてきました。もちろんのりお先生は、決してやさしくありません。校舎中に響く大音響で雷が落ちることもしばしばでした。

 「のりちゃんへ。3、4年の2年間ありがとうございました。話が長くて少しねむくなった時もあったけど・・・」「一番うれしかったのは、宿題がプリント1枚だった事です。」「1、2年生の時、月曜日になって毎日学校へ行きたくないと言っていたけど、のりお先生になってから一つも言わなくなりました・・・」「のりお先生へ、ぼくは一ど、のりお先生のじゅぎょうをうけてみたかったです。・・・(クラスの子供の弟から)」とか、たくさんの手紙をもらいました。何回読んでも嬉しくて、涙がでてきそうです。

 送別会の最後に子供達から全員のサインの入った感謝状をもらいました。いままで幾つか感謝状や表彰状をいただきましたが、みんな押入れの中に眠っています。家内が、この感謝状を部屋に飾ってくれました。やっぱり手紙と同様私の宝物です。

 しばらくは長野で子供達の思い出に浸りながら過ごすつもりです。次回は、長野の素晴らしい自然やマレットゴルフの報告をしましょう。


                                              以上


授業中の様子
いつものスタイル。
戸隠スノーシュートレッキング
一番左、毛皮の帽子が私
大事な宝物の感謝状

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