自然の生態系をそのまま尊重して観察し、観光して楽しむことをエコツアーと言うのでしょう。熱帯多雨林の生態系を60-70代の都会人が、観察し楽しむツアーとはどんなものなのでしょうか。マイクロバスで、未舗装のデコボコ道を進み、さらにボートに乗り換えて遠隔地や山の奥に行きます。
熱帯多雨林の中では、植物の激しい生存競争が行われています。一本の木に苔類、蔦類など寄生・共生する植物が、光を求めて上へ上へと伸びています(写真1)。密林での植物の多様性が理解できました。コーヒー栽培、砂糖黍、カカオの実(写真2)の学習ガイドがありました。バナナは、木ではなく、多年草だったとは。知っていました?
イグアナは、多くの場所で目撃することができます。体長が50センチ以下の子供の時は、周りの色と同じ緑(写真3)ですが、大人になると、木の幹の色を保護色とする灰色になります。飛び回る青いモルフォチョウや、多種類のハチドリも、多くの場所で見ることができました。カエルも簡単に目撃することができます(写真4)。特に赤いカエルは、背中の赤に毒があるので矢尻に塗ってその効果を利用したとか。
火の鳥のモデルといわれる美しい鳥、ケツァールを求めてジャングルを約3時間トレッキングしました。そしてケツァールを目撃することができました。またオオオオハシをバスで移動中に見ることもできました。しかし、写真で紹介するには、動物園でなければ(写真5)。そして動物園で、中南米の色鮮やかな珍鳥、珍獣を見ても、自然界で一瞬目撃した時の興奮、感動は得られません。
コスタリカは日本と似た火山国で地震の国でもあります。このため温泉を楽しむこともできました。富士山に良く似た姿のアレナル火山(2183m)は、活火山です(写真6)。
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