平成21年度優良ふるさと食品中央コンクールの国産農林産品利用部門で、「農林水産大臣賞」授賞。国産菜種油で初提案の「生食出来る菜種油」が、全国レベルで評価された。オリーブオイルに負けない国産油と、フードライターの島村菜津氏が絶賛した商品である。
平成14年、青森県上北郡横浜町の住民になっていた私は、町の仲間達と市民団体「菜の花トラストin横浜町」を立ち上げた。5月、町の中は黄色い幸せの花でいっぱいになる。全て個人農家の農作物、種を出荷するための、正確には「菜種の花」である。
景観作物として作付している訳ではないが、町は20年前、地域活性化として「菜の花」を前面に押し出した。しかし、菜種に対する国の助成金がなくなった。農家が菜の花を作付し、続けることが出来る仕組みを構築しなければ、この風景は継続出来ない。
そこで、よそで出来ない付加価値をつけた差別化商品の開発を目指した。手間と時間を惜しまずに、日本で初めて全量天日干し、非焙煎の一番搾りの上澄みだけを精製しナタネ油を作った。基本は自然ろ過、限定商品、生産情報は全て公開している。
この運動がここまで来れたのも、全国の会員はじめ多くの方々のお陰と感謝している。
以上
なお、本州最北端の地に移り住み、地元に根差した活動を展開している宮さんを激励する意味で、同団体のHP(「菜の花トラストin横浜町」)をご覧頂ければ、幸いです。
(関東地区HP編集委員 大橋 益男)
|