氏 名
中島 満雄
 所 属
関東地区OB会
 掲 載 日
平成22年08月09日
表 題
私のボランティア活動
本   文 

 

 先達て、HPへの投稿を依頼されましたが気が進まなくて辞退したところ「頼まれたら拒まないのが私(編集子)の信条です」と追い撃ちを掛けられました。「小生の信条は先ず断ること」とかわしましたが「先は長いです。お待ちしています」と穏やかに応対され逃げ道を塞がれてしまいました。

 私は10程前から藤沢市立「新林公園」の森林の手入れに携わっています。活動を始めた経緯ですが、リタイヤした頃、自治会の回覧板で『ボランティア募集―ホタルの育成―』のチラシを目にしました。ボランティアをしたいという気持が湧いていた時であり、家内からは「毎日あなたが家に居られたら窮屈ね」と、冗談とも本音ともつかない言葉を掛けられていましたのでこれ幸いと応募。このホタルを復活させる活動の過程で、偶然ですが、公園内の森林がひどく荒れているのを知り、これを市民の手で整備したいと考えたのが始まりです。山や生き物が好きな自分に合っていて、家内の希望にも沿い、少しは社会貢献ができる・・・私にとって格好のボランティア活動になりました。

 作業は週2回、下草刈り、間伐、山道補修、植生保護など多岐にわたります。これまでの手入れで山の景観がよみがえり、植生の多様化も進みました。山野草があちこちに群落を作り、絶滅危惧種に指定されているクマガイソウ、キンラン、エビネなどラン科の希少種も年々増えています。クマガイソウが咲く頃になると、大勢の人達が自生しているこの花を見に来られます。

 悩み事と言えば“この活動を次の世代にどう引継いでいくか”です。今後の課題と考えています。

     

                                                以上

ホタル生息地

後背地が手入れをしている森林

倒木処理

前列右から2人目が筆者

クマガイソウ

群落は4ヶ所程ある

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