氏 名
中谷 清二
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
平成22年10月22日
表 題
 地域社会との友好
本   文 


 定年になって、もう十七年が過ぎ、OB会で喜寿のお祝いを頂いたこと、先ずお礼申し上げます。

 幸い大きな病に苛まれることなく、そして地域の方々との友情に支えられ、楽しく暮らせる幸せをボランティア活動によって地域社会に還元したいと願っています。

こ のような思いは、現役の頃、目標管理の中にあった「地域社会との友好」と言う課題に、定年後も挑戦・実践し続けているような思いがしてなりません。

その活動の一端を紹介させていただきます。

1.      みかん海道の環境保全

 有田市には、これといって観光スポットとして耳目をひきつける名所がありません。ところが南の尾根に農免道路が完成し、東の上り口には巨大な風力発電が出来、西に行き着けば、そこは徳川頼宣の計らいで出来た矢櫃の里に着きます。今でも正月明けには頼宣公を偲び、お日待ちの行事が盛大に行われています。

この道中、紀伊水道を眺める景色は又格別であります。これを知ってか此処を訪れる人が次第に多くなってきています。

私は此の道筋の環境整備として椿を植え、潮害防止に役立たせ、また人の心を和ませればと植樹計画(椿種の採取、育苗、植樹および手入れ等)をボランティア活動として地域の人々と共に楽しみながら行っています。

2.      大賀ハスの栽培

 大賀博士によって千二百年前のロマンを蘇らせた、そのハスを知人が水路に株分けしたのをきっかけに、増殖を計り水路いっぱいに広がったその見事な花を眺め、俳句・写真・絵画等を嗜む人が増えています。中でも俳句はそれを預かり五年毎に句集を発行し、投句者へお礼の印として配布しています。

 以上は地域に仲間があってこそ出来ることですが、今、もう一つ楽しみにしているのは、八十二歳にして、なお技術の向上を追求して止まないMさんと競い合って、ゴルフを健康で出来ることを何よりも有り難いことと思い、私の大きな生きがいの一つになっています。

                                                  以上

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