氏 名
古川 満
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
平成23年02月01日
表 題

 ごぶさたしています

本   文 


 18歳に東燃の副事業の会社に入社。2年後、石油精製再開に伴い東燃に再入社し、65歳で出向先の企業を退任するまで、46年に渉り和歌山工場(内4年間清水工場勤務)で勤めさせて頂きました。退職後は直ぐに高齢者のラベルを貼られ、昨年八十路の坂を下り始めました。この道は地図にも載っていない道なので充分に気をつけて歩かねばなりません。


 最近テレビを見る時間も多くなったが、内憂外患の暗い話・脱線気味のバラエティ番組で、前世代の中で育った私にとっては悩ましいことが多過ぎる。フリーになって15年余り、これと言える趣味もないが、敢えて言えば海釣りかな?
 海の近くで生まれ育った故か子供の頃から海は遊び場であった。浜辺や磯で釣りや貝取りで夢中になっていた。今、その磯や小島が埋め立てで堤防や波止場に変わっている。足元が良くて安全、高齢者にとって最適な憩いの場になっている。大阪方面からの遠征組もあり、お互いに冗談を言える仲間になっている。
 いつの間にか、この場を「年金波止場」と言われるようになった。私も数年前迄は紀伊水道の名立たる磯釣りに挑戦もしたが体力の限界を悟り、今はこの波止でつり遊びをすることが、心身の錆止めになると考え常連の1人となった。
 釣りは太公望、一見のんびり穏やかな風景にみえるが、一度竿を出せば忽ちアスリートに変貌する。誰よりも一匹でも多くと竿に夢をかけた競争となる。その為、日頃から釣り道具・天候や潮汐の予想等々あらゆる状況を分析し準備に怠りは欠かせない。これも楽しみの1つでもある。
この様に準備万端で意気込んで家を出ても結果は別もの。軽くなったクーラーボックスで帰るのが常である。


 老妻が解っているくせに「何に釣れた?」・・・・・・・当方無言。
以上。空元気なご隠居の1日です。 

                                      

昨年秋 曾孫と遊ぶ

この真をクリックすると拡大写真が見られます