氏 名
岸山 年郎
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
平成23年04月11日
表 題

 メガフロート福島第一原発へ

本   文 


 春の陽を浴びながら穏やかな海面を三保から駿河湾へ曳航されていくのは、清水港から福島第一原発に向かうメガフロートです。

 この映像を新聞、テレビの報道で見た人は多いでしょう。メガフロートは鋼鉄製の全長136M幅40M高さ3Mの浮体式海洋構造物です。海上空港などの実用化実験で試作されたものの一部を旧清水市が譲り受け、海釣り公園として、2005年から市民に公開してきたものです。
 
周知の如く、東日本大震災では地震、津波による未曾有の大被害に加え、原発の放射能漏れ、汚染は深刻な事態を招き、世界中の関心を集めています。
放射能汚染を食い止める資機材や知力がアメリカ、フランスを始め、世界の国々から集められ必死の努力がなされています。 このメガフロートは原発の放水口脇に係留され、放射性物質に汚染された水を、1万トン貯留することになっています。

 清水区が汚染水の貯蔵タンクの提供という形で協力することになり、石油タンクを多数運用している会社に身を置いた人間として、何か親近感を抱きます。と同時に、このメガフロートが大きな効果を発揮してくれることを、願わずにはいられません。
 

メガフロート 釣り場
出航準備中メガフロート
福島へ向かうメガフロート

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