氏 名
中村  義
 所 属
関東地区OB会
 掲 載 日
平成23年04月11日
表 題

 久慈国家石油備蓄基地の復興を願う

本   文 


 3月11日の東日本巨大地震では、我が家も震度5強の強烈な揺さぶりを受けた。日に日に、被害の範囲と規模が拡大していく状況を心配している。気にかかることは沢山あるが、中でも岩手県久慈市夏井町のある地下石油備蓄基地のこと。災害発生からしばらくの間、何故かこの地方の状況は映像では見られなかったが、数日後、ある民放テレビ局が伝えた情報を偶然にも見ることができた。何と、地上設備がほぼ壊滅状態・・・。
慌てて、日本地下石油備蓄(株)本社へお見舞いメールを入れたところ、次のような返信がきた。
「人は、すぐ避難してみんな無事。しかし、施設はない!岩盤タンク(原油は地下タンクに貯蔵)は残ってるんだけど、ポンプが…電気が・・・水の管理にみんな頑張ってるよ。事務所が残ってるんだけど、1階壊滅、2階総務あたりは水をかぶり…3階計器室が無事!計器室無事でも見るものがない。決算もあるし、人事異動もかなり予定されてて、えらいことになっているのよ」(Kさんよりの返信メール、原文のまま)
 1991年7月から1995年2月まで、本社に出向して、この間串木野、久慈、菊間3基地すべての建設完了とオイルイン完了まで見届けた私にとっては、まことに言いようもない大ショックである。
 3月18日から復旧作業が開始されたということであるが、前途多難。遠くから一日も早い設備の全面復興とみなさんの安全を切に願っています。