氏 名
石田 正志
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
平成23年07月25日
表 題

 米国北西部ドライブ (その2 ボーイング組立工場見学)

本   文 


 「ボーイング787初飛来」との記事が7月5日の毎日新聞に掲載された。ANAが世界で初めて導入する最新鋭

中型旅客機「ボーイング787」のテスト機が3日朝、日本に初めて飛来した。787は、日本製の炭素繊維複合材を使って機体を軽量化するなどし、従来機よりも燃費が約20%向上するという。
今回の旅行のハイライトの一つがシアトルの近郊にあるボーイング社のエベレット工場の見学であった。見学ポイントとして人気が高く予約を取るのが大変だというが、幸い月曜日の午前中のであったので待たされずに直近のツ

アーの切符を買うことができた。
まず「フューチャー・オブ・フライト」というギャラリー内のホールで、機体が組み立てられる様子を高速で撮影した10分程度のPR映画が上映される。その後、60人ほどの見学者は2班に別れバスに分乗し工場に移動するが、完成した飛行機のテストフライトが繰り返されている滑走路を横切り、組立工場脇でバスを降りる。ギネスブック認定だという世界最大の容積を持つ巨大な工場。美しい広告が壁面いっぱいに描かれた工場は近くで見るとあまりの大きさに圧倒される思いだ。
ここからはガイドについて回り、工場内のジャンボ機747、中型機777、最新鋭機ドリームライナー787の組み立てラインを見学した。2万人の従業員が3交代で働いているとのこと。ジャンボ機の胴体もいくつもの胴体部分をつなぎ合わせて作る。航空機産業も自動車産業同様に、世界各地から機体、エンジン、部品を調達し組立てていくアセンブリー産業なのだと実感した。
特に、最新鋭の787のラインでは第一番機の発注者であるANAのマークをつけた完成間近い機体の内覧会が開かれていた。このドリームライナー787型機が日本の各地を飛ぶことになるのももうすぐだ。

3. 747組立てライン
1. 見学者を運ぶバス
2. エベレット組立工場全景
6. テスト飛行中の完成機
4. 777組立てライン
5. 787組立てライン
2~5はボーイング社のHPから引用

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