平成23年度春の叙勲で、東燃和歌山OB会会員萬川繁之さんが去る6月27日、瑞宝双光章を受けられましたのでご紹介します。
萬川さんは、東燃和歌山工場勤務の昭和59年から27年間の永きにわたり、保護司の仕事に携わってこられ、この4月からは48名からなる有田保護司会の会長も務められています。
保護司は、法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員(本質的には民間のボランティア)で、少年院や刑務所などから仮釈放を許された者に対して、適切な助言や指導を行い、健全な社会生活へ復帰できるように援助することが仕事ですが、地域社会における非行や犯罪の予防活動をするのも役割のひとつです。
萬川さんは、15年間に及ぶ和歌山工場庶務課時代に地域社会と接してきた豊富な経験を活かし、各種研修会などを通じて自己研鑽に励みながら、保護観察官が計画した処遇方針に基づき、昼夜を問わず対象者やその家族と面接したり電話連絡したりするなど、誠心誠意、保護司活動に取り組まれてこられた功績が認められたものと思います。
更生して社会復帰された方が「先生、どうも有難うございました」と声を掛けてくれるのが最高の喜びと言われる萬川さんの今回の受章に対し、心からお祝い申し上げますとともに、今後ますますのご活躍をご祈念して投稿いたしました。
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