氏 名
加藤 浩二
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
平成23年11月14日
表 題

 シダの不思議 その3

本   文 


 東燃で新事業が盛んだった頃、総合研究所のバイオをやっている連中に、知人を介して 「江戸期の古典園芸の一つに、シダの変異葉というものがある。普通のシダに人為的に強い紫外線や中性子を当てたら想像も付かないような代物が出現して、上手く販売したら変化葉シダ・ブームとなって面白いのではないか」 と提案したことを思い出しました。もっとも検討はしてみるとは言っていましたが、その後無しの礫で大儲けし損なったことがあります。(会社も私も)

 シダには常緑性と落葉性のものあり、これまでご紹介したものは総て常緑性です。今回載せた物の中で「アオネカズラ」は夏に総て落葉し、2週間ほどで新芽を出します。葉はビロードのように滑らかで美しいものです。写真のものは5cm位の地上部の根(青根)から30年ほどかけて育てました。現在は絶滅危惧種で採取は禁止されています。台湾産のものは時々見掛けますが、本邦産と比べると丈夫ですが美しさではかなり見劣りします。私は女性も大和撫子が一番好きです。日本女性は本邦産男子をどう思っているのでしょうか? 家内はヨンサマがいいとノタマっているヒコクミンであります。近いうちに保健所に通報しようかと考えています。

                                            以上

ヒトツバ芸物「烏帽子」
ノキシノブの芸物「土佐五芸」
イワヒトデ芸物「斑入獅子葉」
ヒメタニワタリ芸物「獅子葉」
アオネカズラ
同 夏の落葉後新芽が出てきた状態

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