玉津島神社と塩竃神社

　両神社は、和歌浦湾周辺に位置しており、

○玉津島神社（境内は和歌の浦として県の史跡）は，稚日女尊（わかひるめのみこと）と息長足姫尊（おきながらたらしひめのみこと）を祭神としている。社名はお社が鎮座する玉津島に由来する。風光明媚な和歌浦は、古代から聖武天皇や称徳天皇、桓武天皇らに愛され、なかでも聖武天皇は、７２４（神亀元）年に紀伊国に行幸し、玉津島に至り、浦の名を弱浜（わかはま）から明光浦に改めた。明光という名は今も和歌浦地方に残っている。

○塩竃神社は，元玉津島神社のお祓い所。奈良時代の歌人，山部赤人が詠んだ「若の浦に潮満ち来れば潟をなみ芦辺をさして鶴（たづ）鳴き渡る」の石碑があるとか。

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