氏 名
福島 忠二
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成24年 4月23日
表 題

 羽村堰の桜と鳥見記録

本   文 


 羽村堰は江戸市民の飲み水の確保のため玉川上水に多摩川から水を取水するた
め、江戸時代前期に江戸幕府がつくった堰である。現在は東京都水道局の玉川取
水所になっている。桜は5,6分咲きであった。だが、さくらまつりが行われてい
て出店が並び賑わっていた。

羽村堰下橋から遠く広々と羽村堰が見える。手前にコサギが飛んできた。下流
側に鳥が止まり双眼鏡でモズと確認。多摩川に沿って上流に向かって行くと、ウ
グイスがきれいな声で鳴いていた。遠くにカワウの群れが見える。川の縁に丸太
を組んで石を詰めたものがあって、そこからツグミが出てきた。周辺にマガモと
オカヨシガモが見える。この丸太を組んだものは牛枠といい、暴れ川の治水の技
術のひとつで組み立て籠に石を詰めて水中に固定すると説明があった。
 
玉川上水取水口の方に来ると玉川上水の開削の指揮をとったいわれる玉川兄弟
の像が建てられていた。牛枠の見本もあり昔の人たちが先人から受け継いだ経験
や知恵に基づいて自然の素材を利用して作った技術であると説明がある。取水口
からきれいな水が玉川上水に勢いよく放流されている。羽村駅まで歩いて行く途
中道路わきに「馬の水飲み場跡」と板に筆文字で書かれ馬の水飲み場が保存され
ていた。

 見聞記録
  ハクセキレイ、モズ、カワウ、コサギ、オカヨシガモ、ムクドリ、キジバト、ドバト、カラスsp、
  スズメ、ウグイス、ツグミ、ヒヨドリ、メジロ、キセキレイ、セグロセキレイ。

                                                    以上

玉川上水下流方向
玉川上水取水口
羽村堰方向
コサギ
ツグミ
オカヨシガモ

この真をクリックすると拡大写真が見られます