復興支援のキャッチフレーズに呼応して、秋色の青森・岩手の短期ツアに参加したのは昨年の10月です。
盛岡駅からの岩手県北観光バスで、岩手訛りのガイドさんは震災以降3回目の乗車と言い、余りの少なさに驚きながらも、旅行の醍醐味は「家を忘れ、仕事を忘れ、たくさんオカネを使うこと」には微笑み返しでした。
福島の田畑: 盛岡に向かう新幹線からは、何事もなかったかのように、田園風景が広がっていました。
城ヶ倉渓谷: 高さ122mの城ヶ倉大橋からは、鬱蒼とした八甲田山系の原生林が連綿と横たわります。
八甲田の沼: 黄葉・紅葉の秋のさざめきの中、この「睡蓮沼」は水蒸気が昇り、ゆったりとしています。
テレビ取材: 岩手・岩泉町の復興フェスタ(被災地から27ブースなど)にはNHKの取材が入っていました。
大漁旗: 区間運転の三陸鉄道で宮古市 田老地区の空虚を見た後、小本駅からのバスは被災の残る商店街を抜けていきます。珍しい観光バスに対して、地元の若奥さんは笑顔、子供たちは手を振っていました。
浄土ヶ浜近く: 1隻だけ難を逃れた遊覧船で岩手の観光地、浄土ヶ浜一帯を外洋から見ました。船着場が沈下のために仮設の橋で乗船したり、コンクリートの波消しブロックが海の中に転がっていたり。
観光客に対しての地元の皆さんの好意的な視線をそこかしこに感じ、こちらに来ることだけでも意味があることを体感。
先の長い復興ですが、昨今は東北ツアが増えているようですので、嬉しい思いを強くしています。
以上
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