我が、ふるさと紀ノ川市粉河周辺の方言で、「ようおこしなして」と年配の女性に、昔からよく使われている言葉があります。おもてなしの気持ちで、「よく来てくださいました」という心を込めた謝辞であります。
有吉佐和子の小説、「華岡青洲の妻」でも、この方言がよく使われていますし、また、母と妻の献身的な協力のもと、麻酔薬[通仙散]を完成させ、世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出手術に成功した「医聖、華岡青洲」の生誕の地でもあります。
この生誕の地、青洲の里で毎年10月に「青洲まつり」が、開催されます。今年は、10月28日<日>にあり、華岡青洲と妻の加恵をはじめ総勢44名の青洲祭り時代行列が開催されました。来年は、「皆さんもこの祭りへおこしてのし」
また、この地には、青洲が作った住居兼診療所「春林軒」や、建築家、故・黒川紀章氏の設計による蔓陀羅華(マンダラゲ)の花をモチーフにデザインされたフラワーヒルミュージアムがあり、ミュージアムには青洲の記録等が展示されています。「皆さん、ここにも一度おこしてのし」
以上
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