和歌の浦地区が「景観重点地区」に指定されるのを機に、春分の日(3月20日)和歌山市主催の「和歌の浦景観ウオーク」が開催され、元気な市民達と市職員及び語り部2名と共にウオーキングして来ました。
和歌の浦地区は、和歌浦、田野及び雑賀崎の総称で、和歌浦は万葉の時代から景勝地として知られ和歌の浦干潟、片男波、不老橋や高津子山(章魚頭姿山)が有名です。田野は小さな湾の漁村で、美しい色の瓦屋根が斜面に並び独特の生活文化を持ち、雑賀崎は湾の急斜面に家々が立ち並び、細い路地が迷路のように続く集落で、これら3つの集落は景色のよい海辺の遊歩道でつながっています。
天気はあいにく曇りでしたが、桜花が三分咲きの元ロープウエー跡地をスタートし、山道を登り高津子山頂上へ、展望台から和歌浦、水軒浜の松並木、終点の雑賀崎灯台や、どこ迄も海の広がる紀伊水道の眺望を楽しみました。
次は、急な山道を下って海岸の蓬莱岩から遊歩道を通り田野へ出て、漁師の神社で有名な衣美須神社で船の絵馬を見て、漁港に着くと雨が降り出しました。雨の中を雑賀崎漁港まで辿りつき、語り部による漁港の歴史等説明を聞いて、魚市場の見学をしました。
待っても雨が止まないので、灯台での「音楽セレモニー」や「夕日を見る会」が中止となり灯台下で解散となり残念でした。しかし、今回の催しは、和歌の浦地区の景観と文化を将来に残す大切な足掛かりになったと感じました。
尚、最後の写真は、春分に夕日が海に沈む時に海の周りが光り輝く「ハナフリ」で、翌日に撮ったものです。
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