これから酷暑の夏に向かい、そろそろ省エネを兼ね、窓辺に緑のカーテンを準備する時になりました。それには 朝顔、ニガウリ、ヘチマ、ひょうたん 等 いろいろ挙げられましが、この中で ヘチマ と ひょうたん は毎年立派に結実するが収穫後に十分な活用もされないまま不本意ながら投棄してきました。
然し「ヘチマ」の処理については適当な長さに輪切りにし、種を取り出し 数分間茹でる事で皮がきれいに“ぺろり”と取り除いて、乾燥させるとすぐにでも使える方法が判りました。
「ひょうたん」は時間がかかりますが 奥行きの深い楽しみ方があるので紹介したいと思います。きかっけは昨年「我々も年だからこれが最後か」と言いながら高校の同期会を開きました。その中の一人が「今 老人会でこんなのを作って楽しんでいる」と言いながら「瓢箪にダルマの絵を描いて置き物にするのだ」と言う物を見せられました。
これを見て 丸みのあるこの表面に彫刻刀で何かを刻めないかと思い立ち、図書館で色々探した結果この個性的な顔面が適当と思われコピーしました。これ等以外に漫画のキャラクター等も含め周りを見回すと、対象は無数にあり 考えるのも頭に良い体操になると思われます。
作りながら感じたこと
* 下書きは紙と違い何回書き直しても破れる事はなく自分の気に入るまで書き直せる。
* 彫刻刀の刃の当て方で下書きから脱線し 思わぬ方に走るので この力の入れ方がコツと言えようか。硬さの点から あまり乾燥し過ぎない時の方が刻みやすいかもしれない。
* 着色は当初 色鉛筆を考えていたが刻んだ面が凹凸のため色が乗らないので、水彩絵具など他の着色方法を探しつつあり 今後の課題です。
作 品
* 子供の頃登った 高崎市白衣(びゃくえ)観音を思い出しつつ彫った。顔だけでは面白くないので手を付けた、大日如来の智拳印だが、巻物を持たせた方が良かった。祈願している様子のつもりだが、半開きの目の描写がポイントと思われる。
* 金剛力士、招福布袋尊、顔の表情だけで周りの雰囲気が出せれば と思いつつ。
* これら顔の裏側には コインの投入口を付ける。
昨年に取れた瓢箪が数個 それもカビが付着し形状の悪いのが残ったのでこれから実る瓢箪に期待しながら棚作りに入ります。乾燥中にカビが付かないようにしたいものです。
ご覧になられて 別の視点から 異なるアイデアがあれば是非ご教示を戴けたらと思っております。
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以上