昨年九月の12号台風で紀ノ川が増水、水が引いた後に、六十谷橋近くに突如として現れたのは、高さ約7m、幹の周り約12m、重さ約40トンの巨大な楠の木の大株でした。
その後の調査で、この巨木は古墳時代から奈良朝までの物で、自然災害等で?、紀ノ川に流れ着いたそうです。 また、この楠の木は樹齢約350年、西暦700年頃まで生育していたものと推定されたそうです。 実物を何度か見に行きましたが、大変保存状態?が良く、とても1300年も前の物とは思えない状態でした。
今後この楠の木は、同時代の、岩瀬千里塚古墳群のある、紀伊風土記の丘に防食処理を施してから、来年以降に保存展示されるそうです。
写真の説明
写真1) 紀ノ川に現れた楠の木の大株
写真2) 分割切断中の楠の木
写真3)& 4) 15トントラック3台に分割し紀伊風土記の丘に搬入
写真 5) 紀伊風土記の丘の資料館に隣接して展示される予定地
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