私と富士山の出会いは、昭和35年KSS(旧日網石油)に入社し実習生として清水工場で過ごした時です。
袖師海岸から先輩とボートで三保の松原に行き素っ裸で泳ぎ富士を眺めたのも良き思い出ですが、清水工場の山岳部に同行し初めて富士山に登ったのは苦い楽しい経験でした。若かったので最初は先頭でしたが高山病にかかり山頂着は一番ビリでした。
富士山は五合目までキノコの宝庫でもあり20年程前から仲間とシーズンに4~8回訪れ初冠雪する頃までキノコ狩りをしています。美味しいキノコが多く、狙いはマツタケですがもう10年程採れていません。キノコ狩りには保護組合の入山鑑札が必要ですが、今年は基準値を超える放射性セシウムが検出され採取自粛で鑑札の交付がされていません。
キノコ狩りの最中に、フジアザミの群生や日本で唯一「渡り」をする蝶アサギマダラ等に遭遇した時はホットします。知床のように自然遺産でないのは鹿や熊、キツネ等を滅多に見ないのも理由の一つかと思います。
世界文化遺産登録で道標が新たに設置されたりし、外人の登山者も多く見かけるようになりました。
写真6枚別添(順番は以下の通り)
1・富士初登山と清工山岳部の皆さん
2・入山鑑札と数年全く採れないマツタケ
3・親友猪浦氏とキノコ狩り
4・2千㎞以上も渡る蝶アサギマダラ
5・河口湖上空から見た冠雪富士
6・吉田口(頂上まで10.4㎞)から登山の外人一行
以上