平成25年10月11日、薮本忠男さんに和歌山県教育委員会から「地域スポーツ振興
感謝状」が贈呈されました。この賞は、平成27年の紀の国わかやま国体を控えて、平成
22年度から贈られていて、御坊市では空手道の普及と指導に尽力された薮本さんが3人
目と聞き、3月4日同市のご自宅をお訪ねしてお話を伺いましたので紹介させていただき
ます。
薮本さんは昭和29年8月入社、潤滑油装置で7年、その後技術部製油技術課で33年
(潤滑油ユニコ、公害対策、安全対策等)を担当された技術者ですが、入社後間もなく、
後に和歌山市長となる宇治田省三氏の空手道普及活動に参画、空手を始められたのが最初
で、その後昇段され昭和50年5月に全日本空手道連盟剛柔会拳武館道場御坊支部を創設
され現在に至ります。(剛柔会=ごうじゅうかい)
これまで門下生は一般成人、小・中学生400人以上、指導者も50名以上育てられ、
昭和50年からは市体育協会の理事、さらに昭和63年から平成25年まで市体育協会の理事長に就任。今回の表彰は、長年にわたるスポーツ振興に対する県教育委員会からの感謝
状でした。
氏は現在81歳、空手道場は湯川中学の体育館で週二回(夜7時~9時)、「体は動かなく
ても口は動く」と笑いながら話されていました。実技指導は役所に勤める息子さん達が担当
されていて、お孫さんの男子二人も稽古に励んでいると目を細めて居られました。
「仕事も精一杯やらせてもらったし、従業員にも理解のある会社で仕事ができて本当に幸
せだった、みなさんによろしくお伝えください」と伝言を託され、今後益々のご活躍をお祈りしながらお宅を後にしました。
写真―1 お話を伺った日の薮本さん
写真―2 和歌山県教育委員会からの感謝状
写真―3 紀州新報と日高新報に掲載された受賞の記事
写真―4 湯川中学体育館での稽古のようす
(写真―3と4は薮本さんのアルバムより)
以上