JICAのシニア海外ボランティア(SV)として派遣され、アルゼンチンに足掛け6年間滞在しました。その時、赴任先の休暇時にパタゴニアの各地を旅し、その自然の風物にすっかり魅了されました。そのため、もう一度訪れたいとの思いに駆られ、この2月に最後のパタゴニアへの一人旅に出かけました。
今回の旅では、途中の風物も出来るだけ多く見たいとの望みから移動手段には主としてバスを利用しました。その結果は、最後に現在パラグアイに赴任中の友人SVを訪ねたこともあり、約5,000Kmのバス旅行となりました。
今回のパタゴニアへの旅でのハイライトは下記の通りです。
*数千万年前の地球の天変地異時に、当時恐竜も徘徊していた森林が土中に埋まり化石化しました。しかし、その後の長年月の間の風雨により表土が飛ばされ、現在は、その化石群が地表に散在する「化石の森」を訪れてきました。
*チャルテン地区では、奇跡的にも雲一つない快晴・無風の2日間の天候に恵まれ、フィッツロイ山麓のトレッキング(34Km)を満喫してきました。ただ、その後数日間の脚の筋肉痛には、自らの体力の衰えを痛感させられました。
*トーレ・パイネ国立公園では、トレス・トーレスを主峰とするパイネの山々を遠望しつつ、珍しい動物(グアナコ、ニャンドゥー、コンドル等)や夏に一斉に咲く花々を観ながら、点在する美しい湖水の湖畔を歩いてきました。
以下の写真では、パタゴニアの魅力溢れる自然の風物の一端を紹介します。
添付写真
1.快晴のフィッツロイ山
2.トーレ・パイネ国立公園の主峰トレス・トーレス
3.轟音を響かせ湖に崩落する冬のペリトモレノ氷河
4.「化石の森」の地表に散乱する樹木の化石
5.風の国、パタゴニアを象徴する大きく変形して成長した樹木林
6.50万羽のマゼランペンギンの営巣地の卵を温めるペンギン
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