JR和歌山線高野口駅前には、明治時代後期建造で、木造3階建ての旧葛城館があり、
高野口駅が高野山へ最も近く、参拝の拠点だった時の面影を伝えています。
旧葛城館は桟瓦葺、入母屋作りの総手すきガラス張りの美しい旅館ですが、南海高野線が開通して客が減り廃業となりました。
平成13年には文化庁の登録文化財指定を受けましたが、通常は非公開となっています。
高野口駅は1901年に紀和鉄道名倉駅として開設され、1903年に高野口駅と改称駅名
が1910年(明治43)町名となり、2006年(平成18)町村合併で橋本市に併合されました。
駅には「明治45年(1912) 鉄道院」の銘がある跨線橋の支柱の一部が保存されています。
以上