所沢市の多聞院は別名「ぼたんの寺」と呼ばれているが、珍しい草花が沢山植栽されており、ぼたん咲く5月1日に鑑賞しました。
クマガイソウ(熊谷草) 日本最大級の野生のラン科アツモリソウ属で絶滅危惧II類に指定されており特に貴重。名前の由来は、花の形が鎌倉時代の武将熊谷直実が背負った母衣(ほろ)に似ているからと言われている。
マムシグサ(蝮草) サトイモ科テンナンショウ属の有毒植物。名前の由来は、紫褐色のまだらな模様がマムシに似ているからと言われている。
ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科テンナンショウ属。未成熟の果実は有毒のシュウ酸化合物等を含有する。名前の由来は、先端から伸びる花穂が、浦島太郎が持っている釣竿の釣糸に見立てたとされている。
ユキモチソウ(雪餅草) サトイモ科テンナンショウ属で絶滅危惧II類。名前の由来は、真ん中の白く膨れた部分が雪のように白く、餅のように丸いことからと言われている。
ハッカクレン(八角蓮) 目木科ミヤオソウ属。ハスに似た葉の角の数からや「八角蓮」と言われる。毒草であるが、漢方では解熱剤として使用。
ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科テンナンショウ属。武蔵の国で作られた「鐙」によく似ていたためと言われる。
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