氏 名
加藤 浩二
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成26年05月08日
表 題

 俳句便り-24

本   文 

 

  1.モンローとおぼしき女(ひと)に春一番

  2.地虫出づその腹の虫鳴かせつつ

  3.流木に捨てかねし句や雁供養

  4.玉乗りや熊のしくじる目借時

  5.特攻機海市(かいし)の中へ溶けにけり

  6.隧道の先の信濃は花の中

  雁供養: 雁は、秋に渡ってくる時海上で羽を休めるための木片をくわえてくるといい、春に帰るときその木片を拾って行くという。残された木片は帰れず死んだ雁の数ということになり、供養のために村人は木片で風呂を焚くという。
  目借時: 春先に眠くなるのを蛙に目を借りられるからだという俗説。
  海市 : 海上に現れる蜃気楼。

以上 

       
 
春一番
 
地虫出づ
 
雁供養
 
             
       
 
目借時
 
海市
 
隧道
 
             
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