先日、本社OB会総会で、賀寿の祝いを受けた一人となった。御礼申し上げます。
これまでの人生を振り返ると,月並みだが、永いようで、短かったといえる。
社会人として、和歌山工場に配属されてから、都合20年余りの和歌山での生活で当地が子供達も含め、第二の故郷となっている。
退職を機に、横浜から車で、有田、湯浅などを訪れ、仲間にも再会したが、その後は、機会が作れずに今日に至ってしまっている。
今年になって、「元修会」(入社以前の保全グループの親睦会)が3月末に開催されると知り、飛び入り参加の了解が受けられた。
当日は、名古屋を早朝に出たので10時過ぎには和歌山駅に着くことができた。様変わりした駅前にびっくりしながら、満開の桜のお城を見学し、「ぶらくり丁」へも足を延ばしてみた。
箕島での散歩の時間も考えて電車に乗り、沿線の町々の風景を楽しんでいた。冷水浦の駅に差し掛かると、見覚えのある二本の桜がホームの端っこで変らずに咲いていたので、驚いた。まるで旧友に会ったようで、嬉しかった。
下津のトンネルを抜けると、工場が見え、昔のようにフレアスタックに目が行ってしまい苦笑したが、相変わらずの景色であった。
箕島の駅前も大分変っていたが記憶をたどりながら家々を確かめ、有田川まで行き、変らぬ流れにしばらく見とれていた。
駅前には宿のバスが待っていて、幹事の交渉で、工場を見学できることになっていた。参加者8名はみなさん、久し振りの見学で和気あいあいの内に一周し、工場に別れ、車は矢櫃の「くろ潮」に向かった。湯船に浸かりリラックスしてから会食となった。食事が終ってもまだ話し足りず、部屋に集まって深夜まで車座が続いた。
翌朝解散したが、苦労を共にした仲間と久し振りに話し合った充実感は、なんとも言えない楽しい、満足した旅行であった。
添付写真:2葉
①元修会(敬称略)
後列左から 鳥淵楠雄、橋本滋、北川勝、水野計彦
前列左から 久保源三、森実、小池俊三、根本孝
②本社OB会懇親会
以上