元総研 特許情報部の3名(河備健二、福田雅彰、村瀬隆)は、「いつ行くの? “今でしょ!”」とばかりに、4泊5日で南半球のニュージーランド(NZ)へ行ってきました。
5月2日夕刻に初夏の成田を出発し、11時間の機中泊の後、翌朝NZ北島のオークランドに到着。そのまま国内便に乗継ぎ、晩秋の黄葉が真っ只中の南島南部のクィーンズタウンに降りたちました。実に、約1万キロ17時間の長旅でした。
クィーンズタウンは、人口28,000人のワカティプ湖に面したリゾート地で、そこでのフリータイム(1日半)には、信号機は皆無という街を、スリルを感じながら気ままに歩き回り、アンティークな蒸気船クルーズ、牧羊犬ショー、羊の毛刈りショーを楽しみ、夕べには街外れの山にゴンドラで登り、異国情緒たっぷりの街並みとワカティプ湖の絶景を楽しみました。
クィーンズタウンのレストランで食した、今が旬のブラフ産オイスターは逸品でした。殻は岩ガキの半分位で身は大きくも小さくもなく、これをトロリと口に入れるとジワ~と口中に広がり、そこにヘビーな赤ワインを流し込んで仕上げると、実に幸せな気分になって、全員が満足の極みでした。満足そうな我々の雰囲気を感じた店主とも仲良くなり、互いに孫娘などの写真を見せ合って盛り上がりました。
クィーンズタウンから南島北部のクライストチャーチまでは、3、000m級の雪山が連なるマウントクック国立公園、神秘的な乳白色がかった青い氷河湖、湖畔に立つ教会と星空で有名なテカポ湖を経て、約600キロ/9時間半を、バスで移動しました。道中は、なだらかな丘陵や草原が延々と続き、そこに見えるものは羊の群ればかりでした。NZの総人口440万人に比べて、羊の数は近年少なくなったとは云え3、300万頭いると聞けば、納得の風景でした。
クライストチャーチからオークランドへは、夜間飛行でその日のうちに移動し、翌朝早くにオークランド空港を離陸し、夕刻全員無事に成田着となりました。
NZと云えば、「日本に似た地形と羊の国」という印象でしたが、今回、「大自然の中に、忙しく効率を求めることもなく、ゆったりと人間が住んでいる国」と強く感じました。もう一度訪ねたい国の一つです。
以上