昨年末に東燃ゼネラル石油の西村執行役員中央研究所長によって編集発行された「研究所のあゆみ」は研究所設立から現在までの70年におよぶ研究所の歴史が年代経過とともに①創世記、②復興期、③成長期、④発展期、⑤展開期、⑥激変期、⑦変革期に分類され整理されたもので886頁に及ぶ大作であります。
私が入社して研究所に配属になったのは昭和45年で、「研究所のあゆみ」によれば③成長期にあたり、所員数は約250名で所員の親睦やモラルの向上をはかるさまざまな取り組みが行われていました。中研大運動会、駅伝大会、球技大会、文化展、音楽発表会、オリエンテーリング大会などが昭和45年頃から47年頃にかけて次々と実施されました。
また、当時の高橋取締役所長の発案で所員相互間の意思疎通を図るため昭和47年1月から所内報「欅」が毎月刊行されるようになりました。
写真は昭和47年頃の運動会での余興の1コマで、高橋取締役所長をインディアンが拉致して、それを騎兵隊が救出する寸劇の後に撮ったものです。競技は職場対抗で行われ、ここでは潤滑油やシステム関係の職場の人が一緒になっています。競技終了後は写真の後ろにある三角ハウスで打ち上げをしたのが今では楽しい思い出となっています。
当時は写真に見られるように、和気あいあいで潤滑油研究開発職場では就業後に出前の ラーメンを食べながら先輩後輩が一緒に専門書を輪読したり、文献紹介をしました。
今では当時の研究所は無く、写真の中にはもう故人となった方もおられますので、この 写真は私の会社生活での思い出深い一葉です(後列左から3番目のインディアンが私)。
以上