京都府八幡市にある石清水八幡宮の勅祭・石清水祭は、賀茂祭(葵祭)・春日祭とともに旧儀による三大勅祭の1つに数えられ、9月15日深更より夕刻にかけて執り行われます。
この祭の起源は、清和天皇の貞観5年(863)に始められた、石清水放生会(ほうじょうえ)に溯ります。これは、男山の裾を流れる放生川のほとりで、魚・鳥を放つ法会を催してほしい、という八幡大神の神願に基づくもの、と言われています。
なお、石清水八幡宮の御祭神は、応神天皇・比咩(ひめ)大神(宗像三女神)・神功皇后の三柱で、八幡大神と総称されます。
また、「石清水祭」「八幡放生会」は秋の季語となっています。
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