9月も母親のショートステイの間に塩尻市の娘を訪ねました。6月に誕生した孫娘の顔を見ること、滞在の間に1日は山歩きに出かけることを楽しみにしています。
現役時代には海の幸が中心で、山にはあまり興味が無かったのですが、意外なことに、今では山歩きが楽しみの一つになっています。
今年は初心者の山歩き2年目。7月に「八方尾根」、8月は「西穂高千石尾根」、今回は千畳敷カールから中央アルプスの最高峰、木曽駒ヶ岳を目指しました。
天気予報は午前中だけが晴れで、午後には崩れて「登山不適」に。好天の間に下山できるように始発のシャトルバスに乗りました。始発は空いているだろうと思っていたシャトルバスですが、早朝にもかかわらず補助椅子まで満席でした。
昼頃にはカール底まで下山しましたが、すでに宝剣岳には雲がかかってきていて、帰りのロープウェイは予報通りに雨。早目に下山してきてラッキーでした。
千畳敷カールまでは「駒ヶ岳ロープウェイ」です。日本初の山岳ロープウェイで、高低差は日本最高の950m。標高2,612mの千畳敷駅は、日本最高地点の駅です。
かつてはベテランの登山家しか味わうことができなかった山頂からの展望が、今では初心者でも日帰りで可能になって、山歩きが身近なことに感じられます。
(写真-1)巨大な屏風のようなカール壁を乗越浄土まで、高低差270mの「八丁坂」を登って
行きます。ピークの宝剣岳は標高2,931m。
(写真-2)南アルプスのはるか彼方に薄らと富士山の姿が。眼下はカール底の剣ヶ池。
(写真-3)振返ると、ウオー!こんな急斜面を登って来たのか。千畳敷駅が箱庭のように見
えます。ここを登りきらないと中岳、目指す木曽駒ヶ岳には行けません。
(写真-4)中岳山頂(H2,925m)からは頂上山荘と、目の前に広がる意外にもゆったりと丸い
大きな山、木曽駒ヶ岳(H2,956m)の展望が。息を切らして登った疲れが一気に吹
き飛んでしまうほどの感動です。
(写真-5)伊那前岳に向かって延びる稜線を歩くと、千畳敷カールを上から見るダイナミック
な風景が目の前に現れます。
(写真-6)カール底まで下山すると写真撮影の人気スポットがあります。剣ヶ池と千畳敷カー
ル、宝剣岳が写真一枚に収められます。
以上