私が入社した昭和30年は我が国の高度成長期の始まりで、この時期あたりからモータリゼーションの発達や、諸工業の発展が著しいスピードで右上がりを続けて行きました。東燃も工場の拡張や他事業所の建設やら、従業員の数もドンドン増え、サラリーもかなり
のスピードで増えた良き時代でした。
このような良き時代に東燃に入社でき、定年まで上司、諸先輩、同僚のご指導で何とか定
年までの会社生活を終え、今日元気で喜寿を迎えることができ、またお祝いを頂き有難うご
ざいました。本当にラッキーな半生でした。
この間、川崎、本社、青森と多くの事業所に転勤のチャンス与えて頂き、さまざまな土地で貴重な経験をし、大勢の人と知り合いになれたことも喜んでいます。また多くの方々にご迷惑もお掛けしましたが、誠に相済みませんでした。
入社試験で初めて工場にやってきたときは、紀勢線には蒸気機関車が黒い煙を吐いて走っておりました。天王寺から各駅停車に乗り、初島駅で下車すべく初めての土地なので乗り過ごしてはならぬものと、下津駅を出てトンネルに入る前にデッキに出ておりましたところ、トンネル内の汽車の煙で顔が[真っ黒]になったことが懐かしく思い出されます。
両親がくれた丈夫だった身体も、近頃方々傷んできましたが、弱音を吐くことなく、もう一息頑張りたいと思っています。
最近は、2か月に一回、近所のOBの方と三名で近くの居酒屋で懇親を深め、帰りにお客が誰も来ないスナックでド演歌を唸って帰ります。また2~3ヵ月に一回ですがOB会の方々とのゴルフコンペに参加し、親睦と健康の維持に努めています。また大型犬を飼っておりますので、朝明るくなるのを待って、近くの河川敷に散歩に出ますが、これらが私の健康維持法です。
写真説明
写真1:OB会のゴルフコンペで(左端本人)
写真2:散歩前に2頭の飼い犬と
以上