この度、東燃和歌山OB会において喜寿のお祝いをしていただき、誠に有難うございました。OB会入会時には遥か先のことと思った喜寿が、大過もなく現実となり安堵しています。
私は、昭和30年和歌山工場に入社して平成7年に退職するまでの42年間の大半を和歌山で、主に計装関係の業務をしてきました。個人的に自慢できる業績はありませんが、会社では上司の理解と職場の皆さんの支えをいただき、恵まれた環境のもと充実した会社生活を全う出来たことに感謝しています。
在職中のことで今も鮮明に脳裏に浮かぶのは、直属の上司が2人も現役で亡くなられたことです。個人的にもお世話になった方なので辛い別れでした。
一方、井の中の蛙の私が大海を見たのは昭和48年、奄美大島に東燃新工場建設計画のための調査活動に出張で参加したことと、平成4年から3年間のむつ小川原石油備蓄への出向でした。何れも未経験の業務でしたが緊張の中にも充実した期間でしたし、特に地域の皆さんの温かさを強く感じたのは嬉しいことでした。
定年退職後に、約3年間地元の住宅会社でアルバイトをした以外は無職で、アウトドアの遊びや幾つかのボランティア活動をしていました。が、年齢とともに医者通いが多くなりゴルフ、スキー、写真、妻との共通の趣味の社交ダンス等は休眠状態になっています。
私のこれからの人生のテーマは、健康、感謝と奉仕です。脳と体の衰えをストップさせたいと必死にリハビリ中です。また家族や自分に係わってくれた人々に感謝しつつ、自分が生きてきた証しとしてどんなに小さいことでもいい、誰かの役にたっていたい、それが現在の心境です。
最後になりましたがOB会の皆様のご健勝をお祈りいたします。
以上